【ユルい社長の気になる話】

《『四』が日本人にとって不吉な数字とされる謎》

日本の病院やマンションは『4』という部屋番号を欠番にしていることが多い。車のナンバープレートでも『42』『49』『4444』という数字はあまり使われない。また和食の重箱は二の重、三の重の次を『四の重』といわずに『与の重』という。

こうした現象が起きるのは、4が『死』に通じるということで、不吉な数字とみなされているからだ。日本では、平安時代頃から4を忌避する風習があったと伝えられている。

ところが世界を見渡してみると、4をよい数字ととらえたり『聖数』とみなしている事例が少なくない。

たとえば、古代ギリシャの数学者ピタゴラスは、4をたいへん重要視していた。彼は万物の根源は『数』であると唱え、つねに数字を図形と対応させて考えていた。

その理論によると、4はもっとも基本的な立体、四面体をつくる根幹の数となる。

つまり世界は『点・線・面・立体』の4つから構成され、4という数字がバランスをとる役目を果たしていると認識していたのである。

そして三角形の三辺が『3:4:5』の比率であれば、その三角形は直角三角形になることを発見。『3』『4』『5』の数字に特別な意味があるとし、また4は女性を象徴していると説いた。

また、当時の識者のなかには、『火・空気・水・土』の4元素が世界を構成しており、4は万物の根源となる数だと主張する者もいた。

日本と同じ漢字文化圏である中国はどうだろうか。中国は日本と違って、必ずしも4という数字が不吉とされている訳ではない。

自分たちを『四海の支配者』と考えていた。四海は世界を意味し、東西南北の全方位にも通じる。ここから、中国は4を忌み嫌っていなかったことが解る。

こうしてみると、4を不吉と考える日本のほうが少数派のように思えるが、実は日本でも4を神聖視することがある。

古来、日本には『四方拝』といって、天地四方の神霊・山陵を遙拝して、天下泰平、五穀豊穣を祈願する儀式がある。

また、国技・神事とされる相撲の土俵には4本の柱が創られ、その内側にある俵は『4×4』の16俵となっている。

4は不吉な一面と聖数としての一面を併せもった、奥深い数といえるだろう。


【ユルい社長の気になる話】

《90分ごとに繰り返す睡眠リズムの不思議》

人の眠りは眠り始めてから徐々に深くなり、起きる時間に合わせて段々と浅くなっていく、と思われがちである。

しかし実は、約90分を1サイクルとして睡眠の状態は目まぐるしく変わっています。

通常は、90分単位が4~5回繰り返されて、やっと人は起床することになる。

ただし、90分間、同じ睡眠状態にあるかというと、そうではない。

90分は『レム睡眠』と『ノンレム睡眠』に二分され、ノンレム睡眠は睡眠の深さによってさらに4段階に分けられる。

レム睡眠とは『Rapid Eye Movement』の略(REM)で、まぶたが閉じているにも関わらず、眼球が動くことから名付けられた。

なぜ眼球が動くかというと、この状態では脳が休んでいないからである。

一見すると体の緊張がほぐれて眠っているように見えても、脳は半分目覚めた状態にある。

夢を見るのはこのときである。

これに対して、体はもちろん脳も休息にある状態がノンレム睡眠である。

ただし、脳波を調べてみると、ノンレム睡眠中の脳の休息には4段階あり、もっとも深く休んでいる状態が『段階4』とされる。

それにしても、なぜこのように人はせわしなく90分という時間によって睡眠を区切られているのだろうか。

90分周期でなければ、理想の睡眠時間はもっと短かくなり、効果的な休息が取りやすくなる、と言えるのではないか。

しかし、そもそも人の睡眠に関してはあまりにも謎が多い。

「人は何故眠らなくてはならないのか?」という根本的な問題さえ今だに解決されていない。

だから、90分周期の謎に対する答も出ていない。

一説によると、人類がまだ安全な住居を確保できずにいた太古の昔、無防備に長時間眠り込んでしまうことは大変危険なことであった。

そのため定期的に眠りを浅くして、不測の事態に備えた、のではないかと言われている。

おおむね納得できる説明と言えるが、その周期が何故90分だったのか、という問題については言及されていない。

この数字にはどんなメッセージが込められているのか。

よりよい睡眠を得るためにも、謎の解明が待たれるところである。