【ユルい社長の気になる話】

《ウナギと梅干しの食い合わせはホント?》

昔から、特定の食べ物同士を一緒に、または続けて食べるとお腹をこわすなどと言われ、これらを『食い合わせ』と呼び避けてきた。

このような言い伝えは、まったく根拠のない迷信が多い。食い合わせに出てくる食べ物は、毒化しやすいもの、消化しにくいもの、足が早いもの、お腹を冷やすようなものが多い。

昔は保存がきかなかったり、食べ物の知識が不足していたため、たまたまそれらを食べあわせ、お腹の調子を悪くした人が多かったのではないだろうか。

『ウナギと梅干し』は、よくこの食い合わせの代表とされるが、この二つを食べあわせるとお腹をこわすと言われ、ひどくなると死ぬとまで言われた。

江戸時代、夏の暑い時に『う』のつくものを摂ると夏負けしないと信じられていた。

その代表である梅と、同じ『う』が付き、夏ヤセによしとされていた土用ウナギを組み合わせると、たちまち身体によくない『食い合わせ』に変身する訳である。

『タニシ(田螺)と蕎麦』も腹痛を起こすといわれた。タニシに限らず、貝類は夏の産卵期に毒化しやすい。タニシと蕎麦の食い合わせでお腹はこわさない。

ほかに『カニ(蟹)と柿』もある。カニは、自家消化が早く、腐りやすい。腐ると身体に害を及ぼす成分を発生する事があり、中毒も起こしやすい。

また柿は消化が悪いので、古いカニと柿の場合には、この食い合わせは成り立つかもしれない。

以下は、昔から言い伝えられている魚介類の食い合わせである。

『カニと氷水』『タコと柿』『タコと梅』『アサリと松茸』『ハマグリとミカン』『タニシとカラシ』『タニシとウド』『フグと小豆飯』『フグと夏菜』『コイと小豆』『フナとカラシ菜』『ドジョウとトロロ』など。


【ユルい社長の気になる話】

《シラウオ、シロウオ、シラスはどう違うのか?》

白くて半透明、そして小さな魚となると、シラウオ(白魚)、シロウオ(素魚)、シラス(白子)がある。

この三つの魚は非常に混同されやすいが、実際にはまったく異種の魚である。

シラウオはニシン目シラウオ科の魚で、サケ(鮭)やマス(鱒)の親戚にあたる。

一方、シロウオはスズキ目ハゼ科に属し、ハゼ類独特の吸盤状腹ビレがある。

もっともこれは標準和名であって、和歌山県新宮市近辺ではシラウオのことをシロウオと呼び、同じ和歌山県の一部や志摩地方、広島近辺ではシロウオをシラウオと称している。

さらに全国的にシロウオをシラウオと呼ぶこともかなりある。

たとえば生きたまま二杯酢で食べる博多名物の『おどり食い』は、シラウオといっているが、実際にはシロウオである。

ちなみに『シラウオのおどり食い』という料理が熊本県にあるが、こちらは豆腐と生きたシラウオを鍋に入れて煮、熱さを逃れようとシラウオが豆腐に入り込んだものを食べるものである。

シラス干しやタタミイワシ(畳鰯)としてわれわれが食べるシラスは、一種類の魚ではない。99%はカタクチイワシ(片口鰯)だが、そのほかマイワシ(真鰯)、ウルメイワシ(潤目鰯)など、数十種類の稚魚を総称したものである。