【40歳からの食習慣】『食べる薬~大根』

身体を塩害から守るため毎日、野菜は摂りたいものです。野菜にはカリウムが豊富で、ナトリウムと体内でバランスが取れていれば代謝は正常で、脳や心臓など、身体の機能は健全に働きます。特に切り干し大根は、生の大根の14倍のカリウムの含有量があります。生に比べ骨や歯を丈夫にするカルシウム、貧血予防作用がある鉄分、代謝促進のビタミンB1・B2の含有量が桁違いに多く、食物繊維も豊富です。消化作用があるジアスターゼ、でんぷんの分解をするアミラ-ゼなどの消化酵素、身体の糖化を進めるAGEsや、発ガン性のある焼き魚のコゲを解毒するオキシタ-ゼという酵素も豊富です。また脂肪やタンパク質を分解する酵素も含み、てんぷらの大根おろしは非常に有効と言えます。辛み成分のイソチオシアネ-トには、殺菌作用や強力な抗酸化物質として、血栓防止やガン予防に有効です。イソチオシアネ-トは細胞破壊の際に生成されるので、刺身のツマや大根おろしにすると効率よく摂取できます。葉には抗酸化栄養素のビタミンEが含まれています。天つゆや焼き魚のおろし、刺身のツマには化学的根拠があるのです。


【40歳からの食習慣】『海のミルク牡蠣③』

タウリンは蛸(たこ)・烏賊(いか)・海老・蟹・貝類に多く含まれますが、牡蠣がその代表です。タウリンはアミノ酸の一種で、血圧の正常化、総コレステロールの低下、HDL(善玉)コレステロールの増加などに効果があります。強心剤の一種でもあり、血流の流れをよくするので、肝臓の代謝も改善されます。牡蠣は洋の東西を問わず、食材として1万年の歴史を持ちます。日本では縄文期(紀元前8000~前300
年)の貝塚から出土され、古代ローマ時代には養殖がすでに行われていました。生でもフライでも鍋でも美味しい、滋養たっぷりの牡蠣は亜鉛の働きで塩分の過剰摂取を防ぐので、牡蠣の常食は味覚を薄味好みに変えて肥満の予防・解消にも役立ちます。