春の魚 鰆(さわら)

魚へんに春と書くサワラ。春になると、産卵で岸近くまで寄って来るのでこの漢字が当てられた。旬も一般には春とされるが、実は寒鰆と呼ぶ冬が脂が乗って美味しい。そんなサワラは、刺身が絶品だが、サバ同様、足が早く(傷みやすく)、新鮮でなければ、塩焼きなどの焼き物をお薦めする。


季節のある暮らし

今は二十四節気の『穀雨(こくう)』。穀雨とは、たくさんの穀物を潤す春の雨が降る頃の事。この季節の終わりには、夏の始まりを告げる八十八夜が訪れます。この時期には、さまざまな雨の名前があります。穀物を育む雨を『瑞雨(ずいう)』、草木を潤す雨を『甘雨(かんう)』。春の長雨は『春霖(しゅんりん)』、早く咲いて、と花に促す『催花雨(さいかう)』。菜の花が咲く頃に降る『菜種梅雨(なたねづゆ)』。長く降り過ぎて、うつぎの花が腐ってしまうほど、という『卯の花腐し(うのはなくたし)』など、百穀を潤す百の雨などと言います。